結婚を控えてるんだけど同居しなければならない…
同居はやだ。メリットなんかないと思う…
同居してる人は何が大変なんだろう…
恐ろしき不夜城、同居。
同居のメリットデメリットを整理してみました。
もしかしたら同居も悪くないって思うかもしれませんし…
絶対拒否となるかも…
ここでいう同居は「男性の両親と家を一つにする」で考察しています。
同居メリット
①財布が4つ (父 母 ご主人 若奥さん)
②固定費を親世帯が払う
③食事の準備を親世帯がする
④町内会を親世帯がやる
⑤近所付き合いでパワーを発揮
⑥子育てに関わる大人が4人
⑦病気・ケガのリスクに対して強い
⑧災害リスクに強い
⑨若奥さんが正社員で働ける
⑩持ち家がある状態から住居に対して考えることができる
同居デメリット
①若奥さんが家にいる間中気をつかう
②プライバシーがない
③親世帯の協力具合で生活が激変する
④介護リスクがある
⑤子育て論で対立することがある
総評すると同居する大人がみんな仲良しなら間違いなく同居の方がメリットがたくさんあると思います。
ただ…大人4人が仲良くするってことがどんなに難しいことか…
大人4人が仲良くできないので別居するんです。
メリットを個別に見ていこうと思います。
①財布が4つ (父 母 ご主人 若奥さん)
大人4人が健康だった場合、財布が4つになります。収入が4つあるとはかぎりませんが財布は4つあります。
両親は年齢が来たら年金がもらえます。年金支給年齢がくれば両親の収入源が2つあることは確定します。
僕は主婦をしている人が2名いるご家庭に出会ったことがないのでお母さんか若奥さんは正社員かパートかは別にして仕事をすることが多いです。
生活においてやはりお金は大事です。お金についての悩みが減ることは長い人生において十分なメリットだと思います。
②固定費を親世帯が払う ③食事の準備を親世帯がする
これは100%ではありません。子世帯が払う場合や折半の場合もあります。
食事の準備も若奥さんがすべてやっているという家もあります。
絶対とは言い切れないので確認が必要です。
③町内会を親世帯がやる ④近所付き合いでパワーを発揮
町内会は95%くらいの確率で親世帯だと思います。まれに結婚と同時に代変わりだと言われることもありますが非常にまれです。町内会も世帯主になってみてわかることですがなかなか大変です。地区ごとに持ち回りの班長(呼び名様々)があり班長になった年は毎月なにかしらの寄り合いがあると思った方がいいです。
近所付き合いは親が近所で嫌われてなければ昔からいる住人として扱ってもらえます。単世帯で新しく新居を構えた場合、ご近所との関係は自ら構築していくことになります。
⑥子育てに関わる大人が4人
子供ができた場合、子供が病気になった場合、大人が4人いれば非常に対応しやすいです。子供が保育園に行けば子供は熱を出します。親の協力がなければ子世帯が共働きの場合、毎月急に仕事を休まなければなりません。これは必ず起きることです。お子さんがよく熱を出す子ならコレが理由で若奥さんが仕事を辞めなくてはならなくなることもあります。
⑦家族の病気リスクに対して強い ⑧災害リスクに強い
病気もケガも誰がいつなるかわかりません。災害もいつどんな被害に見舞われるかわかりません。大人が4人いれば突然の緊急事態にも対応できます。緊急事態になればなるほど信頼のおける人手があるということは圧倒的に強いです。
⑨若奥さんが正社員で働ける
100%ではありませんが、若奥さんが正社員で働ける可能性が高いです。正確に言えば「正社員で働ける環境を整えやすい」です。なので、若奥さんがキャリアウーマンで仕事をバリバリにやりたい人は同居のメリットはすごくあると思います。
⑩持ち家がある状態から住居に対して考えることができる
同居ということは同居する家があるということです。家賃と住宅ローンがないということです。新婚にとって最大の固定費である住居費用が抑えられることは生活においてココロの余裕はすごくあると思います。
将来的に建て替えをするのかリフォームするのか、その時のためにとりあえず貯蓄しておくなど準備をすることができます。
デメリット
①家にいる間中若奥さんは気をつかう
若奥さんはとにかく気をつかいます。本来一番自由になれて安らげるはずの自宅で寝ていても気をつかいます。
同居の最大の敵です。この「若奥さんが気をつかう」という1点で同居が成立しないことが多いのです。
これはどんなにいい性格の両親でもどんなに気さくな若奥さんでも若奥さんは同居宅にいる間中気をつかうことになります。
断言します。これは間違いありません。
理由は簡単です。同居している家の中で唯一、若奥さんだけが他人だからです。若奥さんは孤独です。
なので、同居するなら両親、ご主人は「若奥さんは家にいる間中気をつかってるんだ。だけど同居してるんだ」という意識がないと若奥さんの精神は崩壊してしまいます。
②プライバシーがない
プライバシーはありません。同じ家に住んでいるのでお互いに知りたくなくても知ってしまいます。生活するうえでどうしても様々な音が出てしまうからです。
でも大丈夫です。平日は若世帯は共働きをしてお金を稼ぎ、家に帰ったらバタンキューにしましょう。
祝日は若世帯だけで出かけちゃえばいいんです。お金はあります。休みなんだから出かけちゃえばいいんです。
③親世帯の協力具合で生活が激変する
もし、親世帯が協力せず、若奥さんが家事や子供の世話をした場合、おそらく子世帯は同居宅から出ていくと思います。子世帯にとって何のメリットもないからです。
④介護リスクがある
将来的に親世帯は介護が必要な状態になることが多いです。なので介護をしなければなりません。親世帯に貯蓄があればいいのですが、もしなければ子世帯が負担することになります。
ただ、介護については「いつ、だれが、どんな死に方をするのか」を心配していることと変わりません。
答えは「誰にもわからない」です。
子世帯だって逆に介護状態になることだってありえます。困ったときに助けようと思える関係、困ったときのための資金的準備をすれば同居している人全員のリスク回避になると思います。
⑤子育て論で対立することがある
おそらく子育て論で対立することになると思います。夫婦だけでも意見が異なることもあるので世代も違えばおそらくぶつかるでしょう。
意見は一緒にならないとして「子供」にとってはどうなのでしょう。
子供にとっては「大人2人の意見」、「大人4人の意見」なら「大人4人の意見」が見れた方がいいと思います。子供が大人4人の意見を精査する瞬間が必ず来ます。小学生でもう判断し始めます。
誰に言えば自分に有利に動くか考えるかもしれません。これは子供が社会を知るうえですごく重要なトレーニングになると思います。
怒られても逃げる場所が3カ所あるということも悪い面ばかりではないです。
子供を子供と考えるか、1人格でとらえるかで子育て論でぶつかったとき、大人の気持ちが変わるかもしれません。
すごく乱暴に総括すれば「同居は若奥さんがものすごく気をつかうけどお金はある」というケースになることが多いと思います。
メリットはデメリットであり、とらえ方や住む人のココロの持ち方次第だと思います。突然メリットがデメリットになることもあるかもしれませんし、その逆もあり得ます。
家族は多い方が大変です。大人の数だけ意見のすり合わせをしなければなりません。なんですが、その意見を出し合う人たちは「家族」なんです。互いがいがみ合いあいたいなんて思うはずもありません。
ただ、家族がゆえに言いたいことも言っちゃうかもしれません。
何をとるかだと思います。全否定する前に、リスクや資産のことを考えれば同居を一度考える価値はあるのかなと思います。
そうは言っても…
同居している若奥さんで「同居してよかった」「同居サイコー」っていってる人と出会ったことがありません…。